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アルタデバイセズ、新世代太陽電池技術で30.8%の効率記録達成

March 12, 2013, Sunnyvale--アルタデバイス(Alta Devices)は、30.8%の太陽電池効率を達成したと発表した。この新しいNREL検証済みの記録は、同社の「デュアルジャンクション」太陽電池技術を初めて実装した製品。
効率向上により、より小さな面積からより多くの電気を生成する。アルタの高効率、超薄型フレキシブルモバイルパワー技術を家電機器に適用すると、スマートフォン、タブレット、キーボード、マウス、リモートコントロールなど日常的な機器のバッテリー寿命を延ばすことができる。
アルタデバイセズ社長/CEO、Chris Norris氏は、「太陽技術の利用法が変わりつつある」と言う。「当社の技術を用いることで、これまでとは違い、十分なエネルギーを太陽光から生成して効果的に機器を動かすことができる。当社は、モバイル製品のバッテリー寿命が延びるような設計に取り組んでいる多くの顧客と協働している。ものによっては、電力網にプラグインする必要がなくなるほどのエネルギーを供給できるものもある」と話している。
機器メーカーがアルタの材料を製品に用いる利点を理解してもらうために、アルタは様々なコンシューマモバイル機器向けにバッテリー寿命延長を計算できる計算機を作製した。この計算機によると、一般的な屋外ワーカーは、携帯電話で1日に80%多くのバッテリー寿命を生み出す。学生は、タブレット機器向けに60%多いバッテリー寿命を得ることができる。こうした結果は、機器の設計への負担が最小の重量、フォームファクタで済むことを意味している。
アルタデバイセズは、太陽電池にGaAsを利用するアプローチで世界最高効率のシングルジャンクション太陽電池技術を開発した。同社の新しいデュアルジャンクション技術は、この基本的なGaAs(ガリウム・ヒ素)アプローチをベースにしているが、2層目にはベースセル上のアブソーバとしてInGaP(インジウム・ガリウム・燐)を用いている。InGaPは高エネルギーフォトンをより効率的に利用するので、この新しいデュアルジャンクションセル(電池)は同じ量の光からシングルジャンクションデバイスよりも多くの電気を生成する。シングルジャンクションセルは現在出荷中。

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