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アストン研究所、通信容量不足解消を目指してMODE-GAPに参加

March 5, 2013, London--アストン大学(Aston University)の光技術研究所(AIPT)は、欧州連合(EU)のMODE-GAPプロジェクトへの参加を発表した。MODE-GAPは、世界の通信インフラストラクチャの容量不足を解消するために必要となる画期的な技術とコンセプトを開発することを企図したプロジェクト。
AIPTは、ファイバオプティクス、高速光通信、非線形フォトニック技術の分野で国際的に知られる研究機関。同研究機関の50名の研究チームは、ヨーロッパ全域の大手企業や大学の研究グループで研究しており、これらの研究者は、少なくとも現在の100倍の容量を持つ新しいネットワーク開発を目指している。
アストン大学のAndrew Ellis教授がMODE-GAPへのAIPT参加を主導しており、研究センタで長年蓄積した専門技術と知見を同プロジェクトで活用することになる。
同教授によると、AIPTは世界最先端の光通信技術において最強の理論的、コンピュータモデリング研究を行ってきた研究機関の1つである。
MODE-GAPプロジェクトのリーダー、Dr Ian Gilesによると、同プロジェクトはマルチチャネル伝送などの先進的な成果を含め、開発を大きく先へ進めている。「このプロジェクトは、世界中の人々にとって極めて重要であり、AIPTが研究チームに参加することで研究開発が一段と強化される」とGiles氏はコメントしている。
MODE-GAPに参加しているのは、サザンプトン大学オプトエレクトロニクス研究所、ESPCI ParisTech, OFS Fitel Denmark APS, フェニックス・フォトニクス(Phoenix Photonics),アイントホーベン工科大学コブラ研究所(COBRA Institute at Technische Universiteit Eindhoven), エブラナ・フォトニクス(Eblana Photonics Ltd), ノキアジーメンスネットワークス(Nokia Siemens Networks GMBH & Co. KG) およびコーク大学(University College Cork)のティンドラ国立研究所(Tyndall National Institute)。
MODE-GAPは、現在4年プロジェクトの半ばにあり、開発目標は特殊長距離伝送ファイバ、関連技術。これらには、新しい希土類添加光増幅器、送信器、受信器コンポーネント、データ処理技術が含まれており、これによって大容量ネットワークを実現する。
(詳細は、www.modegap.eu)

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