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スイス連邦研究所、CIGS太陽電池で20.4%の変換効率

January 29, 2013, DÜBENDORF--スイス連邦材料科学技術研究所Empaの研究チームは、太陽光の変換効率20.4%を、フレキシブルなポリマ基板上の薄膜太陽電池で達成した。
この太陽電池は、CIGS半導体材料(銅/インジウム/ガリウム/セレン)をベースにしている。この技術は現在、産業アプリケーションへの拡大に向けて準備中。
大規模太陽光発電を手ごろな価格で実現するために世界中の研究者やエンジニアが以前からローコストの太陽電池の開発に取り組んできた。高効率であり、高スループットで製造が容易であることが要件。先頃、Empaの薄膜PV研究所、Ayodhya N. Tiwari氏の研究チームが大きく前進。フレキシブルなポリマ基板上の薄膜CIGS太陽電池でエネルギー変換効率20.4%という記録を達成した。これは、2011年5月に同チームが達成した18.7%から大きな前進となる。
最近の一連の記録更新に貢献しているのは、PhD学生Adrian ChirilaとFabian Pianezzi。研究チームは、低温成長CIGS層の特性改善に成功。これは太陽電池の光吸収とフォトカレントに寄与した。電池の効率値は、ドイツ、フライブルクのフラウンホーファー太陽エネルギーシステム研究所(ISE)で独立に証明されている。さらに、Empaの新しいフレキシブル太陽電池の効率記録は、ガラス基板CIGS太陽電池の20.3%さえも上回っており、ポリシリコンベース太陽電池の最高効率と同等となっている。
(詳細は、www.empa.ch)

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