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ノースロップグラマン、ASALTT改良型を発表

January 25, 2013, Apopka--ノースロップグラマン(Northrop Grumman Corporation)は、現在のオール半導体航空機搭載レーザ脅威撃退(ASALTT)製品ラインの改良バージョンを発表した。これには高輝度、高出力量子カスケードレーザ(QCL)モジュールが搭載されている。ASALTTは、固定翼や回転翼軍用機を保護するIR迎撃システムファミリ。
新しいQCLモジュールは、MWIR(mid-wave infrared)スペクトラムで10W動作が可能であり、反撃に必要されるビーム品質も満たしている。新システムの優位性として、リアルタイム色(波長)比率制御ができることが特に指摘されている。
ノースロップグラマンのレーザシステム事業部ジェネラルマネージャ、Gordon Stewart氏は、「スマートフォンサイズのパッケージで10W MWIRモジュールを実現できたのは、能力とイノベーション、戦略的関係によるものだ」とコメントしている。
また、Pranalyticaの社長/CEO、Kumar Patel氏は、「コラボレーションにより、サイズ、重量、出力仕様を満足する次世代レーザシステムの目標だった、2桁の出力仕様と高いビーム品質の両方を実現することができた。以前であれば、これは実現できなかったことだ」と話している。
ASALTTは現在、全部で9段階ある米国DOD TRLスケールで技術成熟度:Technology Readiness Level6(TRL-6)の段階にある。TRL-6は、成功したシステム/サブシステムモデル、関連環境における試作機実証を示すもので、ASALTTがこの段階に達したのは2012年4月。
反撃用途は、QCL光源にとって魅力的な用途であったが、出力、信頼性、消費電力の向上が望まれていた。QCLsの中赤外照射は、熱線追尾式ミサイルを的から逸らすことができる。光源は、より短波のIR波長で動作する光源と異なり、敵に警戒させることなく、いわゆる「帯域外」波長で動作する。
(詳細は、www.northropgrumman.com)

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