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光投影断層撮影を近赤外スペクトラムに拡張

January 24, 2013, Umea--糖尿病でインシュリンを分泌する細胞を研究するための新しいイメージング法を、スウェーデンのウメオ大学(Umea University)の研究グループが紹介している。
ウメオ分子医学センタ(UCMM)のUlf Ahlgren教授の研究チームは、光投影断層撮影(OPT)を用いる生物医学イメージング技術について詳細に説明している。当初この方法は、比較的小さな標本にしか利用できなかったが、5年前、同大学の研究者は生体マウスの膵臓を含む全臓器の研究に適用できるようにした。現在、通常の可視光から近赤外(NIR)スペクトラムに移行することでOPT技術の開発をさらに先に進めている。NIR光は、組織への透過が容易になる波長の長い光。これにより、開発されたイメージングプラットフォームは、以前には不可能だった、極めて大きなサンプルを研究することができるようになっている。これにはラットの膵臓が含まれており、実験動物としてのラットは生理学的に人間により近いと考えられているため、ラットはかなり重要視されている。
NIR光で画像化できることは、研究者が広い範囲の光スペクトラムを利用できることを意味しており、1つの標本器官でより多くの細胞タイプが観察できるようになる。発表された論文では、1型糖尿病モデル系でインシュリンを分泌するランゲルハンス島、自己免疫浸潤細胞、血管分布を同時に撮影できるという例が挙げられている。
糖尿病患者の残っているインシュリン細胞の数を研究するための非侵襲イメージング法の開発に、膨大なリソースによる取り組みが国際的に進んでいる。現状では間接的な方法しか存在しないため、そのような方法は非常に重要になると考えられるている。とは言え、この研究の取り組みの主要な問題は、膵臓のインシュリン分泌細胞に結びついてイメージングを可能にしてくれる適切な造影剤を見つけることにある。このような状況で、開発された近赤外OPT技術は、新しい造影剤の評価ができることから、重要な役割を果たすとされている。同技術は、例えばMRIによる非侵襲読み出しの基準ツールとしても使える可能性があり、この点は現在試験が行われている。
(詳細は、www.umu.se)

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