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中国のスマートグリッドでPONベンダに15億ドルの商機

January 11, 2013, London--Ovumによると、PONファイバ通信をベースにしたスマートグリッド導入で、FTTx PONコンポーネントおよび装置ベンダに15~20億ドルの商機が見込める。
ファイバ敷設を考えている中国国家電網公司(SGCC)が大きな勢いを得て、通信サービスプロバイダになるとOvumは予測している。コンポーネント担当主席アナリスト、Julie Kunstler氏は、「ファイバベースのスマートグリッドの究極の目的は、先進的な通信サービスをサポートすることにあると考えられる。ファイバベースのスマートグリッド通信ネットワークを構築することは、PONベンダにとって非常に大きな市場機会となる」と分析している。
「中国での主要FTTxネットワーク構築に続いて、2013年にはPON OLTポート出荷の減少が始まるとOvumは予測しているので、この潜在市場は重要である」。SGCC商機見込みを予測することはまだ早計であるが、複数のPON通信装置ベンダはトリプルプレイサービスとともに、スマートグリッド仕様をも満たす製品を開発している。
PONベースのスマートグリッド導入により、OLT装置ベンダ(ファーウェイ、ZTE、ALU、FiberHome)、ONTボックスメーカー、それにファイバスプリッタやトランシーバ、BOSAs、PON MACチップ、光インタフェースチップを供給しているコンポーネントベンダが恩恵を受ける。これらベンダは非常に多くあり、Dare、T&W、ケンブリッジインダストリーズグループ(Cambridge Industries Group)、HiSense, Genuine, Cyoptics, ネオフォトニクス(Neophotonics)、ブロードコム(Broadcom)、ビテッセ(Vitesse)、Semtechなどとなる。
PONベースのスマートグリッド導入では、YOFC(Yangtze Optical Fibre and Cable)、コーニング、プリズミアンなどのファイバケーブルメーカーも恩恵を受ける。
Kunstler氏は、「装置ベンダはSGCCに密着して中国におけるスマートグリッド計画をよく知るべきである」とアドバイスしている。さらに同氏は、「コスト圧力は苛酷であり、ベンダは引き続きBOM(bill of material)削減策を探らなければならない」ともコメントしている。また、同氏によると、コンポーネントベンダは、PON装置ベンダに加えて、中国のスマートメータ会社や政府機関と直接接触すべきである、ともアドバイスしている。

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