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PIC市場2022年に15億4760万ドル規模に成長

December 7, 2012, Dallas--マーケッツアンドマーケッツ(MarketsandMarkets)が発表した「PICと量子コンピューティング市場」によると、市場は売上げ規模で2012年の1億5040万ドルからCAGR26.3%成長し、2022年には15億4760万ドルとなる。
同調査では、アプリケーション(光ファイバ通信、光センサ、バイオメディカルその他)、集積(ハイブリッド、モジュール&モノリシック)、コンポーネント、原材料(LiNbO3、Silica on Si、SOI、GaAs、InP)と地域ごとに2012-2022年の予測をレポートしている。
PIC(光集積回路、平面光回路、集積オプトエレクトロニクスデバイスとして知られている)は、画期的な技術であり、光ネットワーク業界に革命をもたらした。PICは大容量のデータを超速で処理できるので、光通信の伝送容量拡大に重要な役割を果たしている。PICは、サイズ、消費電力、放熱を減らしながら光パフォーマンスと信頼性を高めることによって光ネットワーク業界の動力学を変えた。現在500Gbps PICが開発されており、パワー、クーリング、スペース、運用の簡素化が進んでいる。PICは、光センサ、量子コンピューティング、バイオメディカルなど、他のアプリケーション向けでも開発が進められている。量子コンピューティングは、2017年に商用化されると予測されており、発売された瞬間に市場にインパクトを与え、2017-2022年の成長率は139.6%になると見られている。
このレポートでは、フォトニック集積回路の進化について解説がある。シリコンフォトニクスの登場は、PICがローコストで量産できることから、市場のダイナミクスを変えた。現在、市場のリーダーは、100-1000個のコンポーネント/機能を1個のInPベースモノリシック基板に集積できる中規模、大規模PICを開発している。
このレポートでは、PIC製造に用いられる様々なタイプの集積技術について説明している。集積技術には、モジュール、ハイブリッド、モノリシックが含まれる。このレポートは、これらの集積技術をベースにしたPIC市場(北米、ヨーロッパ、APAC、ROW)をカバーする。市場は、PIC開発に用いられる原材料によっても分けられる。原材料は、リチウムナイオベート、シリカ・オン・シリコン、シリコン・オン・インシュレータ、InP、、GaAsで構成。
世界のPIC市場は、推定CAGR26.3%で成長して、2022年に15億4760万ドルに達する見込みだ。現在、北米がPICの最大市場で、これにヨーロッパ、APACが続いている。しかし、APACでデータセンタやアクセスネットワークが大きく伸びるので、2022年にはAPACがPICの市場リーダーとなる。プレイヤとしては、Infineraの他に、ネオフォトニクス(Santurを買収)、オクラロ、Luxtera、Kotura、OneChip Photonicsなどがある(Infinera以外は、集積規模はあまり大きくない)。

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