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VPLSサービス拡大により価格下落

November 28, 2012, San Diego--EthernetバーチャルプライベートLAN(VPLS)サービスを提供しているキャリアの数が急増しており、これにより世界中で価格下落が見られる。
テレジオグラフィ(TeleGeography)のEthernet値付けサービスによると、国際VPLS価格は2H11~2H12の間に世界中で下落している。しかし、サービスの成熟度と利用しやすさの地域差があるため、大きな価格差が生じている。
ヨーロッパのキャリアは、最初にEthernetサービスを導入しており、他の地域と比べるとヨーロッパにおけるVPLSは幅広く普及している。相対的に競争レベルが高いため、西欧のVPLS価格は世界で最も低い。ロンドンのFastE VPLSベストエフォート価格の中央値は2012年H2(下半期)で月額2918ドル(US)であったが、フランクフルトでは同等ポート比較で1752ドル、これは前年比39%減となる。
一方、VPLSが成熟しておらず、競争も限られている新興市場では価格は高止まりになっている。例えば、サンパウロではFastE価格の月額中央値は2H12で10,973ドルだった。これはニューヨーク、ロサンジェルスの価格の2倍に相当する。サービスの普及や競争レベルの違いが、この価格差に影響している。調査した都市でのサービスポイントで測ったVPLS利用可能率は、2012年のニューヨークで28%、サンパウロではわずか6%だった。多くのアジア諸都市では価格は特に高止まりしている。例えば、ムンバイではFastE VPLSポートの価格中央値は2H12で月額22,111ドル、前年比13%下落となっているが、ロンドンと比べるとまだ約8倍の高価格である。当然、Ethernet VPLSサービスを提供するキャリアの数は、ムンバイよりもロンドンの方が遙かに多い。
テレジオグラフィのアナリスト、Brianna Boudreau氏は、「キャリアは増え続ける顧客需要に応えるためにEthernet提供地域を拡大しつつある。VPLSサービス利用可能地域は、2011-2012年の間に、世界で9%増えた。新規のプレイヤーが市場に参入し、サービスの成熟が続いているので、価格下落は続き、今後地域差も縮小する」と見ている。
テレジオグラフィのEthernet値付けサービスは、サービスタイプ(VPLS, EoMPLS, EoSDH, EoDWDM)と容量により78の主要国際ルートの58プロバイダの国際Ethernetサービス価格をベンチマークしている。

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