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光ネットワーキング横這い世界市場でベンダ間競争激化

November 26, 2012, London--調査会社Ovumによると、3Q12、光ネットワーキング装置投資は3四半期連続で減少した。危うい経済状態の渦中にあるオペレータは、ネットワークプロジェクトを遅らせ、投資を延期しようとしてネットワークの稼働率を高めている。4Qの季節的な売上増は期待できるが、これまでの市場パフォーマンスから2012年の市場は横這いにとどまると考えられる。
新しい市場シェア分析では、光ネットワーキング市場は収縮が続く。北米やEMEA(欧州/中東/アフリカ)など弱含みの市場でシェアの大きかったベンダは、今の経済嵐を乗り切るためにコストを削減し、経営のリストラを行っている。Ovumの分析によると、今期の投資は3Q11比で1%減、37億ドルとなった。3Q11比で、APACでは投資は14%増であるが、11%落ち込んだ北米、8%減のEMEA、4%縮小した中南米を相殺するには足りない。
Ovumのネットワークインフラ担当主席アナリスト、Ron Kline氏は、「3Q12の暫定分析では、好材料はほとんどない」と言う。「当座、競争環境は厳しくなる。多くのベンダは、ビジネス横這い状態を好感しているが、当社が2012年予測で示した2%成長は極めて困難だ。オペレータは2013年には投資を再開せざるをえないので、それに合わせて次世代の製品を市場に出す時期が今である」。
Ovumは、どんなに控え目に見ても経済停滞は2012年の残りの期間から2013年にかけて続くと見ている。米国経済が、「財政の崖」から脱しなければ、事態はさらに悪化する可能性がある。
ベンダのパフォーマンスでは、エリクソン、Fiberhome、ファーウェイ、NECだけが前年比、前期比の両方で収益を伸ばした。NSN、Tellabs、ZTEはいずれでも収益を下げた。Alcatel-Lucentの四半期売上は初めて4億ドル以下となり、同社の総売上は20億ドル以下に落ち込んだ(過去最低)。
「2012年は3四半期連続で生彩を欠いた数字が続いたが、世界市場は当社の2Qの警告からさらに下回り、145億ドル~150億ドルに縮小する見込みだ。この見直し予測には、適度の支出も含まれているが、先行する軟調3四半期の喪失分すべてを取り戻すほどの大規模調達は期待できない」とKline氏は指摘している。

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