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DARPA、昼夜、天候にかかわらず使えるマルチバンドセンサを計画

November 13, 2012--DARPAは、Pixel Network for Dynamic Visualization program(PIXNET)を企画している。
多くの可搬システムは、小型、軽量、最小消費電力、ローコスト、優れた使い勝手、多機能、可能な範囲でネットワークフレンドリーな特徴を備えていることが望ましい。PIXNETは、こうした特徴をカメラやセンサに実装し、下車した戦闘員や戦場での小戦闘部隊の脅威検知に役立てる。PIXNETの狙いは、ヘルメットに搭載可能な、クリップで留められるカメラシステムの開発。同システムは、可視光、近赤外、赤外センサを1つのシステムにし、出力を集約する。PIXNET技術は、各々のコンポーネントセンサから最も有用なデータポイントを取り込み、それらを共通の、ふんだんに情報を含む画像に統合。画像は、戦闘員のヘッドアップディスプレイで見ることができ、部隊全体で共有することができるようにする。
DARPAが利用を提案しているベース技術は、現在戦闘員が使用しているものであるが、これらの機器は一般に専用機能となっており、相互に独立していて、直接のオペレータにしか有用ではない。PIXNETによりDARPAは、これらの機器の機能を単一のマルチバンドシステムに統合し、戦闘員の過度の負担を軽減し、ネットワーク化して、画像を他の戦闘員とも共有できるツールを開発することを検討している。
DARPAのPIXNET規格部長、Nibir Dhar氏は、「現行のセンサ技術は優れた出発点であるが、PIXNETが必要としているイノベーションは、反射および熱による可視化を統合して昼夜を問わず最大化し、この技術をパッケージ化して最高度の可搬性を実現することだ。実際に必要としているのものは、アパチャデザイン、焦点面アレイ、エレクトロニクス、パッケージング、材料科学におけるブレイクスルーだ。システムのサイズ、重量、パワーとコストおよび最大機能で評価して成功を決める」と話している。
サイズとエネルギー使用を最小化しながら処理能力向上のためにPIXNETセンサは、画像結合、部隊間のネットワーク化にAndroidベースのスマートフォン無線相互結合とする。PIXNETの主目的はセンサ開発であるが、提案者は電話とカメラに望ましい機能を実現するのに必要なアプリケーション開発も行うように指示されている。
技術革新に加えて、提案者はローコストカメラシステムの生産計画の展開も奨励されている。ヘルメット搭載システムでは、DARPAは、月産10000個で1個あたり3300ドルを目標としている。

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