Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

October 18, 2012, Wellingborough--IMSリサーチ(IMS Research)は、グローバル照明レポート「一般照明のランプと照明器具世界市場」を発表した。同レポートは、世界の照明市場を技術、形状、消費電力から見た最も詳細なレポートで、2020年までの市場を予測している。
照明では、LEDは引き続き効率と出力の改善が進んでおり、一方でコストも下がり続けている。2016年までに通常のLEDで200.m/Wを遙かに上回ると予測されている。さらに、LEDランプに置き換える、新たな方策の開発(ライトガイド、リモートフォスファ構成、液体冷却)が新しい照明製品を生み出しており、これらは一段と低いコストで現在の照明技術を真似ている。こうした改善の最大のインパクトは、LED照明がニッチな照明市場に限定されるのではなく、最終的には、現在多様な技術が混在している照明市場を席巻すると見られていることだ。
アプリケーションによっては、長寿命と関連して、LEDの普及率向上は目覚ましく、これは中期的な世界のランプ市場に大きな影響を及ぼすと考えられている。益々多くのソケットがLEDで埋められていくにしたがって、置き換えランプ市場は縮小する。このことは、LEDランプの価格が前年比で下落していることと関連しており、2015年には市場成長は減速、2016年になると下降する。2020年には、LEDランプは市場の66％を占めると予測されており、そうなると市場は縮小していく。
技術と消費電力による多様なランプ形状の予測は、照明分野では極めて重要であるが、これはアプリケーション毎に必要な光源が違っているためである。例えば、蛍光灯が使用されているオフィスにLEDが浸透していくのと、指向性反射型ランプが大規模に導入されている小売店にLEDが普及していくのとでは、大きな違いがある。そのため、このレポートではランプ市場を地域、アプリケーション、形状、消費電力毎に詳細に分析している。