Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

October 18, 2012, Boulder--街灯の市場は劇的な変化の時期にある。最近の新しい街灯用ランプの選択は、ほとんどがLEDとなっている。センタからモニタリングと制御を行うネットワーク化されたシステムがでてきたことで、広範なインテリジェントマネージメントとエネルギー節約が実現可能になりつつある。パイクリサーチ(Pike Research)のレポートによると、街灯用LEDランプ出荷数量は、2012年の300万個足らずから、2020年には1700万個を超える。
「LEDランプは、標準的な街灯よりも調光制御が優れており、そのエレクトロニクスは制御ノードへの組込が簡単になっている。LEDランプの販売増がスマート街灯システム採用を促進しており、都市、ハイウェイ、公共スペースの照明では、制御と効率が新たな水準に高まることは明らかである」とシニアリサーチアナリスト、Eric Woods氏は指摘している。
現状は、ほぼ全てのスマート街灯プロジェクトはまだ試験段階にあり、大規模導入はほんの一握りにすぎない。LED街灯の価格は現在、競合する高圧ナトリウムランプの約4倍であり、財政難の自治体では手が届かない状態にある。同レポートによると、ネットワーク化された制御システムへの投資は一段と困難な状況にある。こうした事情からスマートシステム導入の最大の目的は、単なるエネルギー節約と言うよりも、メンテナンスコスト削減、モニタリングの改善、公共の安全強化となっている。
(詳細は、www.pikeresearch.com)