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マシンビジョンAPAC市場に変化

October 3, 2012, Wellingborough--IMSリサーチ(IMS Research)は、2016年にマシンビジョン販売額が最大になる地域はアジア(日本を除く)であると予測している。
IMSリサーチの最新マシンビジョンレポート担当者、John Morse氏は、「日本は、APAC地域ではマシンビジョンの最大市場だった。多くのアプリケーション、特に点検やロボット制御で40年以上にわたりマシンビジョン技術を用いて極めて高度な製造技術を開発してきた。しかし、主に輸出の減少により、現在、日本の経済成長は減速している。今後5年は大きな改善は見込めない。この地域の他の国々が製造工場で自動化を採用しているので、日本の主導的立場は浸食されつつある」と分析している。
世界の主要3地域、APAC、EMEA、アメリカ(Americas)を見ると、日本を含むAPAC地域は、多年にわたり他の地域よりも市場規模は極めて大きい。しかし、日本を除くと状況は一変する。日本を除くアジア地域は、2012年の販売額は約7億2000万ドルと予測されているが、これを境にアメリカ地域の市場規模を凌駕するようになる。この急成長は継続すると予測されており、2015年にはEMEAを追い越して11億ドルとなる。
レポートの予測では、マシンビジョン市場が最も力強く成長するのは、中国、韓国、台湾であり、これらの国々における経済成長予測を反映している。経済成長を続けるには、製造コストを削減しなければならないので、労働コストの増加を抑えて、マシンビジョンの採用を促進するようになる。
「予測では日本の成長率は低いが、APAC地域全体はマシンビジョンメーカーにとっては市場規模と潜在的成長力の両面で極めて重要である」とMorse氏は付け加えている。

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