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オクラロ、CFP2 100Gトランシーバを発表

September 14, 2012, San Jose--オクラロ(Oclaro, Inc)は、第2世代100G CFPトランシーバと第1世代CFP2 100Gトランシーバを発表した。これらは標準SMFで10km伝送に対応している。
 これらの新しいトランシーバは、消費電力とサイズを大幅に縮小しており、業界初の相互接続可能な市販のCFPとCFP2ソリューションとなる。また、新しいトランシーバの設計は、高速100Gネットワークの要求を満たすものとなっており、コア、メトロ、アクセス、エンタプライズ、データセンタなど高密度化、低消費電力化、小型化要求の強い市場向けの次世代製品となっている。
 第2世代のCFPトランシーバは、オクラロの設計、製造、垂直統合力を利用して、既存のオクラロ製品に対して消費電力を30%削減した上で、オクラロの前世代CFP製品との相互接続性を可能としている。同様にCFP2(CFP MSAの新しい形状仕様)は、市場の現行CFPソリューションに対して50%小型化されており、第1世代CFP製品と相互接続が可能な業界初のCFP2ソリューション。この相互接続性は、オクラロの顧客にとって大きな競争優位性になる。顧客は、CFPソリューションに対する初期の投資を無駄にすることなく、小型化・低消費電力デザインへ迅速かつ経済的に移行できる。
 Infonetics Researchの調査によると、100G光トランシーバ市場は爆発的に成長しており、2016年の売上は2010年の10倍になる見通しだ。これを後押ししているのはコヒレントネットワーキングへの移行とデータセンタスイッチングの成長である、と同社は分析している。100Gネットワークはコンシューマが求める帯域を増やすが、顧客やテレコムオペレータには大きな課題を課している。競争優位な価格/パフォーマンス、低消費電力、前世代ソリューションとの相互接続性、業界最新標準への準拠に対応する必要があるためだ。オクラロの新しいCFPとCFP2トランシーバは、これまでの同社の技術蓄積と市場に製品を供給してきた歴史をベースにして、高性能と相互接続性を犠牲にすることなく低消費電力化、小型化を達成した。

・第2世代CFP: IEEE 100G Ethernet 802.3ba 100GBASE-LR4およびITU-T G.959.1 4I1-9D1F標準準拠。第1世代CFPデザインと比較して、低消費電力と低コストを実現するCMOSギアボックスICを採用。第1世代CFPは24Wだったが、第2世代CFPは16W。この第2世代CFPは、2年を超える第1世代CFP製造経験をベースにしており、内製のTOSA、ROSA技術は高品質と後方互換性を保証する。
・CFP2トランシーバ: オクラロの第1世代CFP2の設計は、市販のCFPソリューションに対して約50%小型化されている。これは、システムのフロントパネルポート密度が4ポートから8ポートに増えることを意味する。CFP2トランシーバの小型化は、10Gbpsの代わりに25Gbps電気インタフェースを適用して電気レーン数を10から4に減らし、ギアボックスをモジュールから取り除くことによって実現。また、小型化実現のために、内製の光コンポーネントの集積度を高めている。さらに、CFP2トランシーバは、第1世代、第2世代のCFPトランシーバとオプティカルな相互接続が可能になっており、これにより顧客は市場の要求にしたがってCFP2への移行を迅速かつ経済的に進めることができる。CFP2もMSA、IEEE、ITU-T仕様に完全準拠。
 これらの製品のサンプル供給は始まっているが、量産は2013年早期の予定。

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