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santec、波長選択スイッチ WSS-100を発表

September 10, 2012, 小牧--santecは、次世代のフレキシブル・グリッドネットワークに対応する新製品(波長選択スイッチ,WSS-100)を発表した。
WSS-100は周波数制御のキーデバイスに液晶技術の一つであるLCOS(liquid crystal on silicon)素子を採用し、シングルスロットへの高集積実装が可能なコンパクト設計を特長としている。WSSポート規模は1×2から1×4まで含む。LCOSによるソフトウエアベースの柔軟な周波数管理により、現在商用のITU50GHz固定グリッドと次世代のフレキシブル・グリッドの両方に対応する。
現在のスマートフォンなどの携帯端末の急激な情報トラフィックの増加に対応するには光回線網の伝送容量の拡大が不可欠で、現在、研究対象の400Gb/s以上の超高速伝送では周波数スペクトル利用効率の観点で、国内外でフレキシブル・グリッドの導入が検討されている。
周波数制御に用いるLCOSは、民生液晶プロジェクタで開発実用化された数百万個の画素からなる光デバイスであり、今回光通信用途に特化した。同類のキーデバイスとしてMEMS (Micro Electro Mechanical Systems)ベースのDLP製品1)が知られている。DLPは離散的な角度制御に限られるデジタル制御のため、スイッチポート数の制限など実用面での制約が多い。LCOSはアナログ制御のため、柔軟なポート拡張・帯域可変・減衰制御が可能。また無可動デバイスであり光通信デバイスに適している。

特長
・1 共通ポート, 2 または 4 入出力ポート,1×2 WSS, 1×4 WSS
・無可動デバイスである高精細LCOS プロセッサ採用
・ITU 100GHz/50GHz固定グリッドとフレキシブル・グリッドに両対応
・高速応答
・シングルスロット用コンパクト設計,(W)165x(D)110x(H)20mm
・RS-232(LVTTL)またはI2C,DPRAM(オプション) 各通信インターフェース対応

応用
・4(2)x1ADDまたは 1×4(2)DROP用途
・次世代フレキシブル・グリッド光ノードシステム

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