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フジクラ、CERNから耐放射線光ファイバを受注

September 6, 2012, 東京--フジクラは、欧州原子核研究機構(CERN)から耐放射線光ファイバを受注した。
CERNは、2012年7月4日、「ヒッグス粒子と考えて矛盾のない粒子を観測した」と発表し、このニュースは世界中の新聞、テレビなどで報道された。そのCERNの大型ハドロン衝突型加速器(LHC:Large Hadron Collider)の放射線レベルの高い環境下でのデータ伝送には、放射線による劣化に耐える通信ネットワークが必要。フジクラの耐放射線光ファイバは2006年にCERNによって、数社が提供した光ファイバに対して行なわれた試験で、耐放射線特性が最も優れているということで採用され、2500kmを納入。放射線環境下での特性劣化が小さいイメージファイバ、及び大口径ファイバの分野での長年の実績を生かし、この光ファイバの開発を行なった。
今回、CERNの設備メンテナンスのために、再度、各社の評価が行われた結果、引き続き当社が今後の耐放射線光ファイバの調達先として選定された。この耐放射線光ファイバは、放射線による伝送損失の劣化を抑制しながら、国際的な通信用シングルモード光ファイバの特性に準拠している。

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