Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

August 23, 2012, Auckland--ボーダフォンは、ニュージーランドの2つのデータセンタ間に初の100Gb/sデータネットワークを導入した。
今回のアップグレードは、装置ベンダシエナ(Ciena Corporation)によるもので、同ネットワークはニュージーランドで現在稼働中のネットワークでは最速となる。
ボーダフォンのチーフネットワークオフィサ、Tony Baird氏によると、ネットワーク容量需要は急増している。「ボーダフォンのモバイルネットワークのデータ利用の伸びは年に125％以上となっている。固定ネットワークでも年に90％増となっている。スマートフォンでインターネット、Eメール、Facebookのようなアプリケーションを利用する顧客が増えており、また、ホームネットワークでTVや映画などのコンテンツを利用するのが1つの生活スタイルとなっており、このトレンドに減速の兆しは見えない」と同氏はコメントしている。
こうした背景から、ボーダフォンはオークランドのデータセンタ間を最速のネットワークにした、と言うのが同氏の説明。
シエナの100Gb/s技術は、既存の10Gb/sと40Gb/sチャネルと並存できるので、アップグレードにはリエンジニアリング、サービス中断などはなかった。
採用されているプラットフォームはCiena 6500 Packet-Optical Platformで、WaveLogicコヒレント光プロセッサを実装している。