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ルビコン、新しいサファイア結晶成長プラットフォームを開発

August 20, 2012, Bensenville--ルビコンテクノロジー(Rubicon Technology, Inc)は、新しいサファイア結晶成長プラットフォームを開発する。狙いは軍事および産業アプリケーション向け光学品質大型サファイアウインドウの製造。プロジェクトは、Large-Area Net-shape Crystal Extraction (LANCE)。同プロジェクトは空軍研究所(AFRL)から470万ドルの助成金を受けており、期間は3年。
サファイアウインドウ製造のための既存方法は軍用アプリケーションの要求全てを満たしていない。ルビコンテクノロジーは、全く新しい成長プラットフォームを開発した。特に、AFRL向けに大型の研磨ずみサファイア赤外(IR)ウインドウ製造を目的にしている。製造は、現在および将来の空軍仕様を満たせるように拡張することができ、ウインドウは中間サイズから始まって36×18×0.8インチのサイズに拡大していく。これらのサファイアウインドウは、政府および私企業向けのアプリケーションの両方で多様なニーズに応えることができる。
サファイアは、軍および他のハイパフォーマンスアプリケーションにとって望ましい材料であるが、その理由は次の点にある。堅さと強さ、可視光およびIRスペクトラムで透明、熱伝導性、熱衝撃耐性、耐摩耗性、高い融点および化学的不活性。その結果サファイアは、材料の耐久性が光学的透明性と同じように重視される苛酷環境におけるIRウインドウに最適であると言える。
ルビコンテクノロジーの社長/CEO、Raja M. Parvez氏は、「軍用IRウインドウアプリケーション向け高品質の大型サファイアの製造は難しいことが明らかになっている。ルビコンは、このニーズに応えるために全く新しいプラットフォームを開発した」と語っている。
大面積サファイア結晶を製造する既存の成長技術は、要求が厳しい軍用途の厚さを達成できない。ルビコンの新技術プラットフォームは、約2インチ厚のパネルを成長することができ、これを多様な厚さの複数のウインドウに切断して、業界のニーズに応えることができる。LANCEプロジェクトで開発されたプラットフォームは、ルビコンの高評価を得ているES2結晶成長技術とは異なっている。こちらは、LED業界で使われるCプレーンサファイア、シリコン・オン・サファイアRFICアプリケーション向けのRプレーンサファイア向けのプラットフォームとなる。
(詳細は、www.rubicon-es2.com)

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