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SETi、浄水システム開発で160万ドル獲得

August 16, 2012, Columbia--SETi(Sensor Electronic Technology, Inc)は、海軍研究事務所(ONR)の内蔵型可搬浄水システム開発計画を受注した。同システムは、水質モニタと殺菌にUV LED技術を組み込んでいる。
このプログラムの目的は、戦闘小隊に自立用の可搬水源を提供するためのポータブルユニットを開発することにある。
スタンドアロンUV LEDの浄水効果は、国立科学財団が資金を提供するプログラムで既に実証されている。しかし、これは商用利用を狙った設計であり、戦闘部隊のニーズに合ったものではない。NSF P-248の厳しい基準に適合するためにSETiは、CDI(Cascade Designs, Inc)社と提携し、新しい機械的濾過技術とUV LED殺菌力とを組み合わせる。
同システムは、水「質」モニタにSETiのUV LEDを使用し、システムの効率、効果を最適化する。このプログラムへの資金提供を通じてONRは、UV LEDの利点を利用する新しい浄水システムへの取組をデモンストレーションしてきた。利点とは、従来技術に対して小型化、堅牢化、低消費電力化であり、塩素やヨウ素などの化学的殺菌剤が不要になること。
システムの重要な意味は、移動作戦行動における戦闘員の自給自足を改善することにある。「現代の戦闘員は、戦場で直面する危険が多い。汚染した水を飲むことがないようにしなければならない」とONRのプログラムマネージャ、Cody Reese氏は言う。「可視光LEDが照明の外観を変えたように、UV LEDは水の殺菌に革命を起こす可能性がある。安全性、耐久性、省エネが著しく向上するからだ。これは個人の水筒のマウスピースから商用水処理設備まで全てにおいて言えることだ」。
SETiは、先頃、DARPA開発プログラムにより、殺菌波長範囲のLED動作効率を8倍改善したと発表した。
このプロジェクトにおいてCDIは、SETiのUV LED殺菌装置を補完する新しい濾過技術設計にフォーカスする。
(詳細は、www.s-et.com)

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