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ファーウェイ、業界初のプログラマブル2T WDMプロトタイプ開発

July 23, 2012, Schenzhen--ファーウェイ(Huawei)は、業界初の2T WDMプロトタイプを発表した。 このプロトタイプは、最大データレートを100Gbpsから2Tb/s、20倍に拡大し、C/Lバンド波長を利用してファイバ容量を56Tb/sとする。これは、一対のファイバで20億人が同時通信できる計算になる。 同社トランスポートネットワーク製品ラインプレジデント、Jack Wang氏は「世界はデジタル化が一段と進んでいるので、ファーウェイは最高品質のサービスを世界中の顧客に提供するために次世代光通信ネットワークの開発を加速している。2012年、ファーウェイは世界初の10ペタビット全光スイッチプロトタイプ、最高スペクトラル効率のWDMプロトタイプ、初のパンヨーロピアン400Gフィールドトライアル、それに今回の2T WDMプロトタイプを発表した」と説明している。 インテリジェントDSPと高速アダプティブSD FEC技術を実装することで、ファーウェイのプロトタイプはスペクトラル効率を大幅に改善し、最大伝送容量を増やした。G.652ファイバと通常のEDFAを用いて、300GHzスペクトラル幅の2T信号は電気的再生なしで1000km伝送できる。これは高速伝送通信業界におけるブレイクスルーの象徴と言える。 このプロトタイプは、ファーウェイが開発したソフトウエア・デファインドOTNの重要部分をなす独自のflexトランシーバ技術を使用しており、これによってプログラマブルネットワークコントローラが、サブキャリア数、サブキャリアスペーシング、変調コード、FECモードなどのパラメタを設定することができ、ラインレート、伝送距離、伝送容量などを柔軟に調整できる。これにより伝送ネットワークは、リソースをプログラマブル「レジリアント・トンネル」に変えるので、結果的に柔軟なネットワークと効率のよいシステムが実現する。 ファーウェイは、100G WDMネットワークを世界の30以上のオペレータに導入している。Ovumによると、ファーウェイは、世界の光ネットワーク、WDM/OTN、40G/100Gネットワーク1Q12市場でNo.1にランクされている.

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