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2012年以降、マシンビジョン市場低迷

July 11, 2012, Wellingborough--IMSリサーチ(IMS Research)の推定によると2011年のマシンビジョン市場規模は約29億ドルだった。先頃出版された同社ビジョンレポートでは、2011年の市場の成長は10%を超えていた。
このレベルの成長は、2016年までの予測期間では維持できそうにない。その理由として同レポートの執筆者、John Morse氏は、「この業界の成長を制約する主因は、世界経済の不確実性、特にユーロ圏の国々だ」と指摘している。
「マシンビジョン業界は、IMSリサーチの四半期レポートにあるように、先のリセッションから見事に回復した。しかし、2011年下半期には減速の兆しが見えた。2012年以降の成長について警鐘を鳴らすメーカーは多い」と同氏は付け加えている。
この業界の見方はIMSリサーチの最近のレポートに反映されており、前回のレポートニ比べると今回のレポートでは売上高予測を下げている。全般的に、次の5年の成長は前回の予測よりも低くなる。
Morse氏は、「悪い話ばかりではない」と言う。「マシンビジョンの売上高の80%以上を製造業が占めているが、マシンビジョン製品が製造環境以外で使用される傾向が見られる。例えば、高品質セキュリティや監視、トラフィックモニタリング、制御や医療だ」。
マシンビジョンメーカーは非常に機知に富んでおり、斬新な開発が発表されることが多い。新しいタイプのカメラや通信技術などは、より多くの情報をとってより速く送りたいという顧客の要求に応えるものとなっている。継続的な開発への取組によってマシンビジョン市場が長期的な繁栄を勝ち取ることは確実であると考えられ、特に経済が不確実な時代には優位性を維持できる。

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