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USC、ツイスト光ビームで2.56Tbps伝送

June 28, 2012, Los Angels--USC(University of Southern California)の研究グループ(US、中国、パキスタン、イスラエル)は、光ビームをねじることで2.56Tbpsまでの超高速伝送ができるデータ伝送システムを開発した。
30Mbps程度のブロードバンドケーブルと比較すると、このツイストライトシステム(twested-light system)は、85,000倍を超えるデータを転送できることになる。この研究成果は、高速サテライト通信リンク、陸上の短距離フリースペースリンク、光ケーブル伝送にも適用できる可能性がある。
UCS Viterbi工学部の電子工学教授、Alan Willner氏の研究グループは、ビームをねじる「フェーズホログラム(phase holograms」を用いて8本の光ビームを操作する。DNAのヘリカ構造のように各ビームがねじられて空間を伝搬する。各ビームはそれ自身も捻れていて、それぞれ“1”と“0”データビットがエンコードされている。それぞれが独立したデータストリームとなり、無線の別々のチャネルのようになっている。
デモンストレーションでは実験室のオープンスペースでデータ伝送を行い、宇宙の衛星間通信のシミュレーションを示した。
研究の次のステップでは、どのように光ファイバへ適用するかに進んでいく。
Willner氏は、「われわれはツイスト光を発明したわけではないが、そのコンセプトをテラビット伝送に適用した」とコメントしている。
(詳細は、Nature Photonics)

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