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シエナ、Japan-U.S.ケーブルを100Gにアップグレード

June 26, 2012, Linthicum--シエナ(Ciena Corporation)は、Japan-U.S.ケーブルネットワークが、シエナのコヒレント100Gbps技術を採用して23,000kmの太平洋横断海底ケーブルネットワークのアップグレードを行うと発表した。
アップグレードされたネットワークは北米とアジアを結ぶ重要ルートの容量を5Tbps追加し、サービス開始は2013年早期の予定となっている。同海底ケーブルは初めての100G太平洋横断ケーブルとなる。

・Japan-U.S.ケーブルを構成するコンソーシアムメンバーは26を超える。ベライゾンビジネス、AT&T、BT、スプリント、CenturyLink、KDDI、NTT、Cable & Wireless Worldwide、Tata Communications、SingTel、ソフトバンクテレコム、フランステレコム、Level 3、KT、Starhub、PCCW、Telstraが含まれる。
・Japan-U.S.ケーブルネットワークは2001年にサービス開始となり、23,000kmを結ぶ。陸揚げ局は、米国ではカリフォルニアとハワイ、日本に3箇所。100GサービスのためにWaveLogic 3コヒレント光プロセッサを実装したシエナの6500 Packet Opticalプラットフオームで陸揚げ局の既存10G光装置を置き換える。
・WaveLogic 3により、ネットワーク全体の経済性を高めながら、太平洋横断海底ケーブルの容量増強と低遅延化を実現する。

海底ケーブル市場のプレイヤは、これまでAlcatel-Lucent、TE SubCom、NECなどだったが、最近はこの市場にシエナ、Xtera、ファーウェイなどが参入してきている。このような市場環境の様変わりについてInfonetics Researchの主席アナリスト、Andrew Schmitt氏は、「従来、海底ケーブルの導入と保守を行う装置メーカー、サービス会社が、海底ケーブル陸揚げ端局装置の専業サプライヤだった。しかし、最近ではシエナのようなベンダが、広範なキャリア向けアプリケーションを狙って先進的コヒレント技術に巨大投資を行っており、これによって海底ネットワーキング業界の経済地図が崩壊しつつある。パケットオプティカル技術によってシエナのようなベンダが既存のプラントを置き換え、容量を拡大し、海底キャリアの膨大な投資の延命に貢献している。その見返りとして海底キャリアは最先端の技術にアクセスし、ネットワーキングハードウエアでは真の競争入札ができるようになっている」とコメントしている。
シエナによると、同社はこれまでに14,000の40G/100Gラインインタフェースを100を超える顧客に出荷している。

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