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富士通、国内基幹網で100Gbps-DWDM伝送に成功

June 22, 2012, 東京--富士通は、国内の通信トラフィックが最大規模となる東京~大阪間で、商用敷設ファイバケーブルを用いて、次世代光伝送技術(デジタルコヒーレント伝送技術)による100Gbps-DWDM伝送実験をNTTコミュニケーションズ(NTT Com)と共同で行い、成功した。
富士通は、経済的かつ大容量・高品質な次世代基幹ネットワークの実現に向け、100Gbps-DWDMシステム開発を進めており、そのコア技術である100Gbpsデジタルコヒーレント伝送技術の実証実験をNTT Comと実施した。
これまでに富士通は、1波長当たり100Gbpsのデジタルコヒーレント伝送技術を適用した100Gbps-DWDMシステムを海外市場で実用化してきた。その実績を活かし、この実証実験では、国内の長距離伝送路で多く用いられているDSFファイバに適したL-bandを用いて、商用敷設ファイバケーブルによる東京~大阪間でのDWDM伝送を行なった。
実験は、100Gbps-DWDMの商用導入を想定して、伝送路ルートの変更に伴う光ケーブルの変更や波長増減設作業など実運用を模擬した内容で実施し、その結果8Tbps(100Gbps×80波多重)での商用運用が可能な品質を確認した。
また、あらゆるネットワークで考えられる波長分散や偏波モード分散を実伝送路に付加した際に、自動的に補正されることを確認。これにより、デジタルコヒーレント伝送技術の特長である、これまでのネットワーク設計に不可欠であった個別ネットワーク毎の事前ファイバ測定や個別設計の条件を緩和し、運用できることを実証した。
富士通は、2011年12月14日、100Gbpsの超高速大容量ネットワークを構築する「パケット統合光システム」を発表している。

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