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JILA周波数コムが生物医学の進歩に貢献

June 19, 2012, Denver--レーザ周波数コムは、多くの新しい計測ツールと同様に、最初は興味本位だったが、やがて当初考えていたよりも実用的な利用法を見いだした。
この高精度測定技術は現在、物理学や光学の枠を超え、液体薬品や高温を用いずに有害なバクテリアを殺す新しい機器の評価を支援することによって生物医学の進歩に貢献している。
超高速レーザを用いて発生する周波数コムは個々の光周波数を正確に計測することができる。NISTやコロラド大学と共同研究しているJILAの研究者は気体中の特定分子を明らかにするのに周波数コムを用いている。気体中の特定分子をベースにした光周波数、つまりコムの「歯」がガスに吸収され、吸収量が分かるからだ。
コロラド大学デンバーの電気光学/バイオエンジニアリング助教授、Mark Golkowski氏によると、JILAのコム計測は同氏が研究している殺菌技術がどのようにバクテリアを不活性化するかを説明するのに初めて役だった。「今後は、多剤耐性(MDR)バクテリアが問題となっている臨床現場向けソリューションの最適化に役立つ」。さらに同氏は、「JILAによりこの超高感度計測が可能になり、また多くの分子を同時に、短時間に観察できるので、相互作用ダイナミクスについても知ることができた」とコメントしている。
(詳細は、www.nist.gov)

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