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ヒューストン大学チーム、考古学遺跡解明に航空機搭載LIDAR使用

June 15, 2012, Houston--ヒューストン大学(UH)と国立科学財団(NSF)航空機レーザマッピング(NCALM)のフィールドチームは伝説の失われた都市Ciudad Blancaを含む可能性があるホンジュラスのマッピング(地図作製)を行った。
ホンジュラスPorfirio Lobo大統領の発表によると、世界で最も調査が行われていない原生熱帯雨林の1つであるホンジュラスのMosquitia地域の一部に対するLIDAR調査が完了した。
LIDAR調査の最初の分析で、廃墟が明らかになった。これはCiudad Blancaもしくは他の秘密の遺跡の廃墟の可能性がある。この情報はわずか数メートルの精度で場所を特定しており、これにより考古学者は一段と深い調査を行うことができる。
UHはNCALM運用センタとなっており、UHとカリフォルニア大学バークレイ校との協働プログラムが行われる。NCALMは、NSF主席研究者、航空機LIDAR技術とアプリケーションの進歩および学生の教育のために、品質のよい航空機LIDARデータの収集に焦点を当てている。
2009年、Michael Sartori, Juan Fernandez-Diaz、Abhinav Singhaniaで構成される UHの研究者とフィールドチームは、航空機LIDARを使用してBelizeのCaracol遺跡のマッピングに成功した。その遺跡は厚い雨林で覆われていたが、25年以上前から地上で調査を行っている考古学者が発見できなかった、崩壊した建物、段々畑などをLIDARデータは捉えた。
ホンジュラスプロジェクトでは、UHチームは1m2あたり25~50レーザパルス、トータルで40億レーザパルスを用いてその地域の全面調査を行った。多くのエリアマップを作成し、収集した画像は植物をフィルタリングして除去し、ほぼリアルタイムで「ありのままの土地」の数値標高モデルとした。
数値標高モデルは、雨林の下、台地表面の測地像生成に用い、その画像を肉眼で見て、地形的特徴や遺跡の可能性を調べた。
このプロジェクトは、森林で厚く覆われた地域の遺跡発見に航空機搭載レーザマッピングの威力を示すものであり、またこの方法は今後幅広く用いられると考えられている。
(詳細は、www.uh.edu)

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