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2012年光ネットワーキング市場はスロースタート

June 4, 2012--Ovumによると、過去2年で初めて四半期の世界光ネットワーキング売上が前年比で落ち込んだ。中国とヨーロッパはともに通常を上回る落ち込みだった。ファーウェイ(Huawei)とAlcatel-Lucentは、それぞれ3Q07、2005年以来、最悪の四半期業績だった。
新しい市場シェア分析では、売上は前年同期比9%減、年換算の投資は3億ドル減、前期比では2%減となり、2011年の利益の1/3が消し飛んでしまった。販売も全ての地域で前年のこの期間と比べて業績が悪かった。北米は8%減、これは過去3四半期で最小。EMEAは最悪で15%減、過去2年で最大。しかし、Ovumは今年4%の成長を予測しており、162億ドルに達すると見ている。
Ovumのネットワークインフラ担当、Dana Cooperson氏は「1Q12の業績は、パニックの原因というよりも、心配の種と言ったところだ」とコメントしている。「1Qの販売は一般に4Qの販売よりも落ち込むが、昨年の実際の投資は当社の予測、149億ドルを超えた、これはAPACとヨーロッパが予想ほど悪くなかったからだ」。
1Q12の芳しくない業績についてOvumの説明は、「2011年下期に予想していた低迷が今起こっている、これは主にヨーロッパにおける継続的なマクロ経済と政治的問題に起因するものだ」となっている。
ベンダのパフォーマンスに関して、1Q12、NECが国内市場で売上を力強く伸ばし、シェアは0.4ポイント上昇した。同社のWDM四半期販売は過去最強だった。シスコは、北米、APAC(特に日本)、SCAで、売上は前年比で力強さを見せた。ファーウェイは前期比で落ち込んだが、前年比年間実績は世界およびEMEAで四半期市場平均を上回り、これによりシェアを伸ばした。
ネットワークコアでは、以前よりも多くのベンダが、ビジネス成長の原動力として、100G、コントロールプレーン、暗号化の利用としてデータセンタインタコネクトを含めている。「モバイルバックホールは依然として、ネットワークエッジの至る所で成長エンジンとなっている。アグリゲーションやトランスポートで、SONET/SDHからEthernet/MPLSへの移行速度が速くなっているとベンダが認識しているからだ。100G導入の成長にともない、40G導入は堅調に推移している」とOvumは説明している。

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