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新タイプの人工網膜で視力回復の可能性

May 18, 2012, Stanford--スタンフォード大学医学部の研究チームは、太陽パネルに使用するような微小な電池セルを網膜の下に埋め込んで、ある種の退行性眼病で視力を失った人が先々視力を回復できるようなシステムを考案した。
このデバイス、新しいタイプの人工網膜は、微小カメラとポケットPCを備えた特殊設計のゴーグルで、PCは画像データストリームを処理する。結果として得られる画像は、ゴーグルに埋め込まれた液晶マイクロディスプレイに表示される。これはゲーム用のビデオゴーグルに似ているが、通常のビデオゴーグルとは異なり、画像は近赤外のレーザパルスを使用してLCDから太陽電池シリコンチップに発せられる。チップは、髪の毛の1/3程度のサイズで、網幕下に埋め込まれている。
チップのフォトダイオード(PD)からの電流が網膜の信号トリガーとなり、信号が脳に伝わり、患者は視力を取り戻すという仕組みになっている。
研究チームは、ラットの網膜を使って生体外のPDにアクセスする方法を示し、視覚活動の指標として広く認められている電気的応答をダイオードがどのように生成するかをNature Photonicsで説明している。研究チームは現在、生きたラットでシステムのテストを行い、生理学的、行動学的計測を進めている。また、このテストの人への適用を支援してくれるスポンサーを探している。
論文のシニア著者、Daniel Palanker, PhD 眼科医助教授は、「これは屋根の上の太陽光パネルのように動作して光を電流に変えるが、電流は網膜に流れるようになっている」と説明している。「現行のインプラントは非常に大きく、眼球内配線手術は難しい。新開発のデバイスは、ハードウエアの全てが、実質的に外部のゴーグルに収められている。手術は、小さなポケットを網膜の下に作り、そこの太陽電池セルを入れるだけでよい。しかも、これらの太陽電池セルは目の中で大きくチルトさせて、他のシステムよりも視野を広くすることができる」。
このシステムに使用した2つの技術のパテントはスタンフォード大学が保有している。
(詳細は、online May 13 in Nature Photonics)

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