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インライン・コヒレント・イメージングで外科手術レーザ精度向上

April 23, 2012, Kingston--クイーンズ大学(Queen’s University)の物理学者とPhD学生は、レーザカットの深さを制御する画期的なデバイスを開発し、外科手術でピンポイントの精度を出す基礎を築いた。
この新しいレーザ制御技術は、深く切りすぎると深刻な問題が生ずるすべての外科手術で役に立つ。研究チームは、50μm以内でレーザを止められることを実証した。
James Fraser教授は「深さ制御の問題は、レーザ手術では常に問題になる。レーザを使いたい手術は多いが、制御が難し過ぎるので使えない。われわれの技術は、これまでできなかった新しいレーザ手術を可能にするかも知れない」と話している。
制御技術の開発は、Dr. Fraserと博士課程の学生、Paul Webster氏が行った。現在、両氏は多くの用途に使える進んだレーザ加工装置を作製している。デバイスは、部分的に3Dイメージング技術、OCTを利用しており、このイメージング技術を利用することで、レーザ切断と同時に光ビームを見ることができる。切り込みから深さ像が得られ、実質的に表面下を見ることができる。研究チームは、この技術を「インライン・コヒレント・イメージング」と呼んでいる。
「外科手術用途の他に、深さ制御はレーザ溶接も大幅に改善する。この機能の改善が進むと、究極的にはより安価で、燃料効率が高い航空機、自動車、船舶が実現可能となる」とWebster氏は話している。

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