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未使用容量があるにも関わらず海底ケーブル建設が続く

April 20, 2012, ワシントン--テレジオグラフィ(TeleGeography)のグローバル帯域調査サービス最新データによると、海底ケーブル建設が世界的に急増している。
2010年と2011年で、19システム、総額37億ドル相当が建設され、成長ペースはこの先数年で上向く。2012~2013年には、33海底ケーブルシステム、総額55億ドルが建設される。
中東の2システム、Gulf Bridge InternationalとタタのTGN-Gulfケーブルは、2012年Q1に稼働。West African Cable System(WACS)とAfrica Coast to Europe(ACE)ネットワークも今年サービスインを予定しており、アフリカ西岸からヨーロッパまでのルートを形成する。その他の主要プロジェクトとしては、2件のアジア内ケーブル、2012年Q3に稼働開始のAsia Submarine-cable Expressと、2013年Q3に予定されているSoutheast Asia Japan Cable、それに2012年Q4に稼働開始のラテンアメリカのAmerica Movil-1がある。
多くの既存海底ケーブルに膨大な未使用領域があることから考えると、世界中で海底ケーブルの新設が続くことは驚愕に値する。テレジオグラフィのアナリスト、Tim Stronge氏は、「ほとんどの新設ケーブルプロジェクトの原動力となっているのは容量不足ではない」と指摘する。「オペレータが新しいシステムを建設する理由は多様だ。物理的なルートの多様化、遅延低減、戦略的利点、高い価格差益の魅力などだ」。
2013年以降、さらに海底ケーブル建設が提案されている。大西洋横断ケーブルが数システム、南米とアフリカ間に4ケーブルシステム。「これらのシステムのうちのいくつかは建設されるかも知れないが、多くは途中で挫折しそうだ。資金の調達ができなかったり、キャリアのサポートが得られないために建設されない多くのプロジェクトリストに加わることになる」とStronge氏はコメントしている。
テレジオグラフィのグローバル帯域調査サービスには、LHネットワークや海底ケーブル業界の詳細なデータが収録されている。

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