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First Solar、30%の人員削減と工場閉鎖で太陽光発電市場悪化に対応

April 19, 2012, Tempe--ファースト・ソーラー(First Solar, Inc)は、ヨーロッパ市場悪化に対応して事業を再構築し、コストを削減して維持可能な市場機会に同社組織を合わせると発表した。
このリストラクチャリング計画の一環として同社は、ドイツ、フランクフルト(Oder)の操業を2012年Q4に終結する。加えて、マレーシア、Kulimの製造工場では、2012年5月1日から4ラインを無期限に停止する。これらの措置と、ヨーロッパおよびUSの人員削減とを合わせると、同社の労働力は世界規模で約2000人、総数の30%削減となる。
この事業再構築の取組により、ファースト・ソーラーは今年3000~6000万ドルのコスト削減、先行き年間で1億~1億2000万ドルのコスト削減が実現できる。また、この取組により同社の平均製造コストは2012年で$0.70-$0.72/ワットとなり、以前の目標値$0.74/ワットを下回ることになる。2013年には同社は、平均モジュール製造コストを$0.60~ $0.64/ワットの範囲と見込んでいる。
このような大幅なコスト抑制を達成するために同社はリストラクチャリングとその他の関連費用を2億4500万~3億7000万ドルとしている。
ファースト・ソーラーの会長/暫定CEO、Mike Ahearn氏は、「徹底分析の結果、ヨーロッパ市場は、もはや当社の事業が経済的に維持できないほどに悪化してしまったことが判明した。操業維持は当社の株主の長期的利益にとって最善とは言えない」とコメントしている。
また同氏は、「ソーラー市場は根本的に変わってしまった」との認識を示している。「当社の競争優位性を維持し、それに立脚するために当社の市場へのアプローチと事業を早急に変えなければならない。ファースト・ソーラーは一定期間堅調な成長を続け、量産レベルは、補助金を削減された主要レガシー市場の現状を上回るところまで拡大している。したがって、生産量を減らし、コストを削減して当社が予測する、利益率が高い小規模の需要に対応することが重要になっている。こうすることで当社はリソースを、今後大きな成長が期待できる市場の開拓に振り向けることができる」と話している。

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