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アクゾノーベル、マグネシウムベースLED前駆体を追加

April 16, 2012, Deventer--アクゾノーベル(AkzoNobel)は先頃、同社の高純度有機金属(HPMO)製品レンジの製造能力増強のために、マグネシウムベース有機金属化合物(Cp2Mg)の生産を開始した。この材料は、化合物半導体構造の結晶成長でドーパントとして使用される。
Cp2Mg (bis-cyclopentadienyl magnesium)製造ユニットは、アクゾノーベルのオランダ、デベンタ(Deventer)サイトに増設され、これにより同社の幅広い技術をベースにしたHPMO製品の製造が強化される。これらは、ポリマ、薬品、エレクトロニクスアプリケーションなど、複数の産業で幅広く用いられている。
HPMO製品グループ、グローバル事業部長、Michiel Floor氏は「Cp2Mgは当社の製品レンジでは比較的小さな部分を占めるに過ぎないが、当社の顧客にとっては重要製品であり、多くのCVD用途で幅広く使用されている。当社は、製品ポートフォリオにある全製品について継続的に製造能力を拡大し、LEDや他の化合物半導体業界の成長をサポートしていく。製造能力拡張は、当社のコア製品Trimethyl Gallium (TMGa), Triethyl Gallium (TEGa), Trimethyl Indium (TMIn) およびTrimethyl Aluminum (TMAl)にフォーカスしているが、デベンタでは新たにCp2Mg製造を大規模に行い、世界中の顧客のニーズに応えていく。この新しい製造設備は、半導体業界で幅広く使用される他の先端有機金属化合物の製造にも適用できるので、この製品レンジの展開を一段と進めていきたい」と話している。
HPMO事業は、AkzoNobel Functional Chemicalsの一部となっており、半導体グレードのインジウム、ガリウム、アルミ/亜鉛、マグネシウムベース有機金属の主要プロデューサであり、これらはLED、太陽電池、その他の半導体デバイス製造の重要な前駆体材料として使用されている。
アクゾノーベルによると、製造能力増強により同社のHPMO源製造における世界的大手としての地位が一段と強化される。LEDや太陽電池など、エネルギー効率を高め、化石燃料の使用を減らす技術にフォーカスすることは、アクゾノーベルの持続可能性への取組強化にもなる。

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