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シドニー大学、マイクロキャビティ共振器ベースモードロックレーザ

April 10, 2012, Sydney--シドニー大学物理学部、Dr. David Mossを含む国際研究チームがモードロックレーザ開発で画期的な成果を発表した。高精度、超高速、超小型のモードロックレーザ開発は、Nature Communicationsで紹介されている。
Dr. Mossは、「この新しいレーザは、高精度、超小型の集積レーザであり、可能性のある全分野を切り開くものだ」とコメントしている。さらに続けて同氏は「マイクロキャビティ共振器を用いてレーザのモードをロックしたのは初めてのことであり、これによりどのようにして超短パルスレーザができるかが示された。モードをロックしたレーザが最短光パルスを生成する」と説明している。
エレクトロニクスよりも遙かに高いレート、非常に高い繰り返しレートで柔軟にパルスを生成できるレーザを実現することは、世界中の研究者が追求してきた分野であり、これまでに多くの研究グループが様々なソリューションを提案している。しかし、成功したのは今回が初めて。
Dr. Mossの研究チームによる新しいレーザは、前例のない高い繰り返しレート、200GHzで極めて高い安定動作を実現しており、同時に極めて狭い線幅を維持している。この点についてDr. Mossは、「極めて高品質のパルス出力が得られる」と言う。
この新しいレーザのアプリケーションとしては、コンピューティング、計測、病気の診断、材料加工などが挙げられている。また、計量分野における高精度光クロック、超高速通信、マイクロチップコンピューティングなどの全く新しい分野への展開も期待されている。
(詳細は、www.sydney.edu.au)

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