Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

March 19, 2012, Menlo Park--パシフィックメディアアソシエイツ(PMA)は、最新の四半期プロジェクタ予測を発表した。
PMAは、プロジェクタを次の3つに分けている。ニューエラ(500ルーメン以下)、メインストリーム(500～4999ルーメン)、ハイエンド(5000＋ルーメン)。
ニューエラ(New Era)レンジ(ピコ、パーソナルおよび玩具/ゲームプロジェクタ)では、LED光源エンジンは今年、来年は40％の成長が期待される。メインストリームレンジでは、2012年、レーザとLEDの採用が販売数量で50％を超える成長率となる見込み。レーザ/LEDハイブリッドモデルの出荷は、今年は緩やかな成長だが、2013-2015年は毎年40％を超える成長を予測。レーザ光源の出荷は、2013年からハイエンドとd-Cinema(デジタルシネマ)レンジ向けに始まる。2014年、ハイエンドレーザモデルは80％を超える成長率、デジタルシネマレーザモデルはほぼ倍増とPMAは予測している。　
PMAの四半期予測には、比較的安価でミディアムスロー(スローレシオ:レンズからスクリーンまでの距離/スクリーンの幅、が0.38～＜0.75のもの)プロジェクタの期待成長率が示されている。調査担当VP、Michael Abramson氏は、「超短スロープロジェクタ(スローレシオ＜0.38)は、まだ非常に見込みがあるが、オフィス、教室、家庭でも、間近の距離で大画面が見られるミディアムスローのプロジェクタが大量に市場にでてきている。しかもこれらはみな、予算的に購入しやすい価格だ」とコメントしている。ミディアムスロープロジェクタの出荷台数は、2012-2014年の間に毎年約20％で伸びる見込み。これらのプロジェクタの平均末端価格は2016年までに50％以上落ちると予測されている。
また、上で3つに分けた明るさ毎に異なる解像度の予想が出ている。ニューエラプロジェクタは、720p製品の出荷が2012年に始まり、2013年には1080pの製品が出荷される。メインストリームレンジでは、2012年の出荷ではWUXGA(1920×1200ピクセル)とAbove-WUXGAが、それぞれ前年比30％以上、70％以上の成長と予測されている。PMAは、ハイエンドレンジ(ノン・デジタルシネマ)では、2Kと4K解像度も堅実に伸びていくと見ている。