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キャリエント、データセンタ向けに初の高密度フォトニックスイッチ

March 12, 2012, Los Angeles--キャリエント(Calient Technologies, Inc)は、320ポートフォトニックスイッチS320を発表した。同スイッチは、小型、低消費電力でデータセンタ向けの初の高密度フォトニックスイッチ。
S320は、同社特許の3D MEMSスイッチング技術を採用した次世代製品。この技術は、過去8年にわたり大手サービスプロバイダや政府系機関に導入されてきた。
データセンタネットワークでは、S320はスケーラブルで柔軟なスイッチネットワークファブリック構築に使用される。総スループットは3.2TBで、TORスイッチとコアスイッチを接続する。これによりフラットで任意のネットワーク接続が可能になり、追加遅延なく周期的に再構成したり、リアルタイムアプリケーションをオンデマンドサポートすることができる。S320の各ポートは10Gbpsまでのデータレートをサポートしているので、サーバ、スイッチ、ルータのアップグレード時にフォトニックレイヤの置き換えは不要。
S320の基盤は、新しいモジュラデザイン。これによりキャリアントは、ポート密度や形状の異なるSシリーズスイッチポートフォリオを開発することができる。この新しいスイッチの核心は、MEMSスイッチモジュール(S320)で、これに任意のポートから任意のポートに320までの信号をスイッチングするシリコンマイクロミラー3Dアレイを採用している。モジュールのスイッチング速度は25ms、冗長制御プロセッサ、高可用LinuxキャリアグレードOSを備えている。
新しい光モニタリングモジュール(OMM)は、フリースペーススキャニングミラー光パワーメータを採用した大規模光パワーメータ。このOMMは、MEMS制御回路にフィードバックしてすべての320接続を動的にアップデートし、光パワー損失を最小限にとどめる。
コンパクトなS320シャーシは19インチに収まる4RU~7RU(光コネクタタイプに依存)のサイズ。フル実装シャーシの重量は38ポンド、消費電力はわずか30W。スイッチは、LCもしくはMTPコネクタを持ち、1310nm、1550nm SMFをサポートする640端末を収容。
製品は、現在ベータリリース段階。出荷開始は2012年Q2の予定。

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