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アジレント、40/100 G試験向けに業界初のワンボックス光変調アナライザ

March 2, 2012, Santa Clara--アジレント・テクノロジー(Agilent Technologies Inc)は、大型ディスプレイを搭載しながら、持ち運びも可能なワンボックス光変調アナライザ「Agilent N4392A コンパクト光変調アナライザ」を発表した。
このコンパクトかつ低価格な光変調アナライザは、40/100Gコヒーレント・トランスミッタやレシーバの開発や製造における複雑な光変調信号の解析に適している。
今回発表のN4392Aは、100Gコヒーレント伝送の業界標準に準拠したIQ変調器や統合型コヒーレント・レシーバなどの部品の特性評価向けの測定器。統合型の測定器のため、セットアップにかかる時間などを大幅に短縮することが可能。
また、パフォーマンス検証機能と校正ルーチンが内蔵されており、測定結果の信頼性が高まると同時に、推奨校正期間が延長されるため、校正のために測定器が使用できない期間を抑えることが可能となる。
アジレントは、最先端の回路技術を採用し、光変調アナライザをAgilent Infiniium(インフィニウム) 9000シリーズ オシロスコープと同等のサイズに収め、これにより持ち運びが可能となった。15インチ ディスプレイを採用しており、複雑な光変調信号の解析も容易となっている。
既存の光変調アナライザの機能に加えて、N4392Aでは4chs差動RF入力チャンネルを搭載することができる。これにより、統合コヒーレント光レシーバの特性評価にも利用可能となる。40/100G光通信用装置や部品の特性評価やデバッグに携わる研究開発エンジニアに最適な機能。迅速かつ正確に変調信号の測定が可能となることから、設計上の不具合低減にもつながる。
アジレントの光変調アナライザは、偏波多重への対応(変調フォーマットに依存せず)や位相トラッキング向けの優れた信号処理アルゴリズムを提供している。また、波長分散(CD)、一次偏波モード分散(PMD)測定やこれらの補償も可能。変調アナライザは全機種とも、MATLABアルゴリズムとのインタフェースを提供。設定ファイルの共有などにより、初期研究から製造試験まで一貫した測定が可能となる。

Agilent N4392Aの主な特長
32 Gbaud変調方式に完全対応、63 GSa/sリアルタイム・サンプリング、1台の測定器に光入力と差動RF入力を搭載、販売価格1650万円(研究開発向け一般的構成)、販売開始:2012年5月2日。出荷開始予定2012年9月。

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