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ElectroniCast、FSO通信世界市場予測と分析を発表

February 9, 2012, Upper Lake--ElectroniCast Consultantsは、非軍事/航空アプリケーションに用いられるフリースペースオプティクス(FSO)通信リンクの市場分析と予測(2011-2017)についてのホワイトペーパを発表した。
それによると、据置タイプ非軍事/航空アプリケーションで用いられるFSO送信器/受信器リンクデバイスの世界消費額は、2011年に2647万ドルだった。2011年の相対市場シェアではEMEAがわずかにリードしているが、2013年にはアメリカ地域がリードを奪うと予測されている。
アメリカ地域のFSOリンクの消費額増加は、米国およびカナダにおける継続的なアップグレードとネットワークの改良によるものだが、これに加えてラテンアメリカの主要都市で経済発展が加速することも原動力となっている。アメリカ地域で、その他の市場ダイナミクスは、大量輸送、セキュリティシステム、放送や通信など、発展を続けるインフラストラクチャで必要となる通信リンクの増加だ。
APAC地域は通信技術の導入では先行している、特に日本。しかし、日本以外では、オーストラリア、中国、インドなどでは、キャンパス全域、首都圏での光通信の展開はそれほど進んではいない。APAC地域では急速に商機が拡大しており、ElectroniCastは最速の成長(2011-2017)を予測している。
一般的には光通信は、送信器と受信器間を光ファイバで接続しているが、フリースペース光通信(光無線)システムは、導波光通信システムの導入や保守に関わる制約がない。FSOは数日で導入でき、毎月コストが発生することもなく、自治体や事業所と交渉するような敷設権/通行権もない、あったとしても限られている。しかし、キャリアはバックアップや代替冗長技術を厳しく要求するのが一般的で、これがキャリアへの普及の大きな障害となっている。
FSOシステムプロバイダの中には、自社のソリューションが「キャリアクラス」であると主張するところがある。悪天候条件、極端な高温、雨、霧、スモッグ、雪、鳥の一団などの障害があっても使用可能という主張だ。冗長系を持つソリューションで対応しているが、RFハイブリッドアプローチなどの代替技術を用いるところもある。

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