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BioptigenのSD-OCTを利用して象の白内障手術

February 7, 2012, Raleigh--米国ノースカロライナ州の動物園のアフリカ象、38歳のC'sarの白内障手術に獣医がBioptigenのEnvisu R2300眼科イメージングシステムを用い、白内障除去に成功した。
11月に行われた象の白内障手術は世界で5番目の例。また、象にSD-OCT(spectral domain optical coherence tomography)イメージングシステムが用いられたのは初めてのケース。
ノースカロライナ動物園の職員は、「手術以降、C'sarの行動が劇的に改善された。この春は、3.5エイカーのサバンナの1つで草を食うことができるようになるだろう」とコメントしている。この象は、両目が白内障に罹り、盲目になった昨年の3月以来、安全のためにパドックに隔離されていた。
Bioptigenの社長/CEO、Dr. Eric Bucklandは、「選択肢はEnvisu R2300しかない」とコメントしている。その理由として同氏は、ハンドヘルドスキャナ付で市販されている眼科用SD-OCTとしては同社の製品しかないこと、このスキャナが6トンの象を仰向けにして扱う医者にとって役に立つことを挙げている。
Envisu R2300によって獣医は手術前に角膜、白内障、水晶体嚢を可視化することができた。
ノースカロライナ州立大学獣医学部眼科助教授、Dr. Richard J. McMullen Jr.がC’sarの目から白内障を除去。同助教授にとって、Envisuシステムの利用は初めてのことだった。
「OCTと超音波との最大の違いは、角膜で見ることができる詳細度だ。特にストローマ(間質)と上皮内の詳細だ。外科医として、このレベルの拡大ができることは非常に興味深く、役に立った」と同医師は話している。
(詳細は、www.bioptigen.com)

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