Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

January 17, 2012, Dallas--エクステラ(Xtera Communications, Inc)は100Gコヒレントとラマン技術により長距離(LH)光ネットワークの容量と伝送距離が増えることを実証した。
デモンストレーションは、100G×26ch、コヒレントディテクション、DSP、軟判定FEC技術をベースにしており、光減衰量74.2dBの424kmリピータなしのリンクを利用した。このデモの結果は、Xteraが以前に行った、損失76dB超で8×100Gリピータなしの伝送を凌ぐものであると同社は説明している。
リピータを用いない伝送結果は、光伝送技術のパフォーマンスを測る簡易で直接的な方法。Xteraの100Gとラマン増幅技術を用いてファイバ損失74dBのリピータなしのリンクでの2.6Tbps伝送は、別のリンク構成で100Gネットワークにおけるハイエンドラマン増幅を実証するものであるとXteraは主張している。
伝送距離と容量の改善は、ラマン増幅のノイズパフォーマンスが優れていることと軟判定FECによるコーディングゲイン向上をインタフェースカードレベルで統合して得られた結果。加えて、非線形効果を量的に抑制して伝送距離を延ばすために、ラマン光増幅は、伝送路全体でチャネルプロファイルを高精度に最適制御することができる。
XteraのEVP & COO、Herve Fevrier氏によると、ラマン光増幅の優位性は従来のEDFAベース伝送システムを凌駕しており、同社の装置を用いると、現状では15Tbps伝送が可能であるとしている。
(詳細は、www.xtera.com)