All about Photonics

Home > News > News Details

News Details ニュース詳細

グリーンフィールドで勢いづく100G導入

January 12, 2012, Stoneham--Infonetics Researchは、「40G/100G波長導入戦略: 世界のサービスプロバイダ調査」を発表した。
この調査では、WDMを用いてSONET/SDH、OTNおよびEthernetネットワークトラフィックをトランスポートする光伝送およびスイッチング装置の40Gbps/100Gbps移行計画を詳細に調べた。オペレータに対して40G、100Gを導入する理由、既存の光システムやファイバ(ブラウンフィールド)に40G、100Gコヒレント技術を導入する計画や戦略、未使用のファイバ(グリーンフィールド)への新規装置導入計画などを聞いた。
調査は、アナリストが既存サービスプロバイダ、新興オペレータ、モバイルオペレータ21社にインタビューして、すでに40G/100Gが導入されているか、2013年までの導入計画について聞いた。回答者は、北米、APAC、EMEA、CALAに広がり、世界の通信キャリア売上高とCAPEXで28%の統計的有意性を持つ。

主な調査結果
・オペレータが高速40G/100G光トランスポート装置を導入する理由の上位3は、新しい波長でビット単価が下がること、コヒレントオプティクスの優れた分散パフォーマンス、スペクトラル効率向上による共通装置コストの漸減。
・ほとんどの回答者が、40Gは短期ソリューションにすぎないと考えており、100Gが普及段階に入れば大多数は100Gに移行すると答えている。
・グリーンフィールドやLHネットワークが分散補償のないオールコヒレントアーキテクチャに移行するにともない、10Gの減少が始まる。
・ノンコヒレント100Gは、まだ重要技術として見なされていない。
・カラーレス、ディレクションレスROADMやOTNスイッチングはグリーンフィールド構築の重要コンポーネント、グリッドレス/コンテンションレスROADMは言うまでもない。

Infonetics Researchのディレクティングアナリスト、Andrew Schmitt氏は、「今後の光市場を見るために、最新の40G/100G調査は前年までとはフォーカスを大きく変えた。ブラウンフィールドグリーンフィールドのトレンドおよび違いを見通すことを目的にした。両方のフィールドでキャリアの100Gトランスポート選好が強いことが分かった。キャリアは、ブラウンフィールドでは、40Gと100Gを同程度に利用する計画だが、グリーンフィールドでは明らかに100G優先だ。100Gは止めようもないほど勢いづいている」とコメントしている。

製品一覧へ

関連記事

powered by weblio





辞書サイトweblioでLaser Focus World JAPANの記事の用語が検索できます。

TOPへ戻る

Copyright© 2011-2013 e.x.press Co., Ltd. All rights reserved.