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食物と発酵プロセスモニタ用光酸素とpHセンサ

December 8, 2011, Dunedin--ハイパフォーマンスセンサ材料とオプトエレクトロニクスの進歩によって、ライフサイエンス、薬学、バイオテクノロジー、食品および飲料加工などのアプリケーション向けの新しい光センサが可能となった。
ガルバノセンサのような従来の電気化学センシング技術と比べると、オーシャンオプティクス(Ocean Optics)の光センサは、小型でカスタマイズ可能な形状で作られており、非侵襲計測ができ、試料の消費がない。
オーシャンオプティクスのオプティカルO2とpHセンサは、様々な媒体で正確、リアルタイム、あるがままの計測ができるように設計されている。独自のセンサコーティング材料は試料を消費することなく、プローブ、自動接着アクリルパッチ、マイクロタイタウエルズのような基板に適用可能。コーティングの選択肢では、一般ラボ用途、食品加工ライン、炭水化物の多い環境用などがある。アプリケーションによって、酸素の存在、pHを、ハンドヘルドLEDの色変化で視覚的に決めたり、あるいは正確な計測には蛍光光度計も使用可能。
操作原理は、酸素感度の高い蛍光体もしくはpH指示染料をゾルゲルホストマトリックスに入れる。これをファイバ先端につける。ゾルゲルホストマトリクスは、パッチのような接着薄膜。指示材料は、その場の環境の特定の分析対象物の反応で光特性を変える。酸素に対しては、NeoFox Phase Fluorometerが、溶解酸素もしくは気体酸素の分圧を計測する。pHは、微小光分光計が、pH染料の比色反応を計測する。
オーシャンオプティクスの光酸素とpHパッチは、電気化学ベースの酸素とpHセンシングの制約を克服するものであると同社は説明している。そのようなパッチは、発酵に用いられるバイオフラスコのような小型バイオシステム内に簡単に組み込むことができる。また、主要システムパラメタの連続的、非侵襲モニタリングも可能。溶解酸素やpHをリアルタイムで、密封環境を乱すことなくモニタできることで、バイオリアクタ(生物反応器)内のプロセスの理解が促進される。また、新しい生物学的成果や発酵プロセスの展開が容易になる。
(詳細は、www.oceanoptics.com)

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