Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

December 1, 2011, Berlin--VI Systemsとベルリン技術開発ファンド(TEF)は、ベルリン工科大学のパテントをベースにしたプロトタイプデバイスの開発を行うプロジェクトをスタートさせた。
デバイスは、通信ネットワークのシングルモードファイバ(SMF)で超高速伝送を目標にしており、特に数km～数10kmのアクセスネットワークをターゲットにしている。デバイスには、飽和吸収領域が含まれており、新しい動作原理をベースにしている。この動作原理では、EO効果により繰り返し周波数を超短パルス、チューニング、スイッチングすることができる。デバイスのターゲットは、標準SMFのゼロ分散ウインドウである1300nm波長レンジ。また、デバイスは25Gbps、それ以上の伝送レートで動作する。機能セクションをモノリシック集積することでデバイスはシンプルになり、ローコスト、優れたパワー効率を実現する。プロジェクトのコントロールとIP(intellectual property)の管理は、特許の開発利用を行うベルリンの企業、IPAL GmbHが行う。
この新技術により、激増する情報量に対応できるようになる。
プロジェクトの資金は、2年間で50万ユーロ。