Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

November 29, 2011, Sunnyvale--カルマレーザ(Calmar Laser)のCazaderoフェムト秒レーザ・チャープトパルス・アンプリファイア(FLCPA)システムが、アプリケーションの要求に応じてパルス繰り返しレートが完全制御可能になり、パルスエネルギーも選択できるようになって柔軟性が高まった。
精密外科手術からマイクロマシン加工までの幅広い分野をカバーするには、パルスもカスタマイズ可能なバーストモードであったり、シングルショットであったりする必要がある。
カルマのCazaderoは2005年に、医療やマイクロエレクトロニクス加工における精密材料加工アプリケーション向けに製品化された。Cazaderoは現在、20μJパルスエネルギーを出力し、500fs以下のティピカルパルス幅でMHzまでの繰り返しレートが可能。優れたパルス間の安定性、ローペデスタルパルス形状、真円度80％を超える出力ビーム、M2＜1.2などが特徴。レーザは、完全空冷で、厳しいOEMアプリケーションでもメンテナンスフリー安定動作が可能な設計となっている。
精密外科手術でも、マイクロマシニング超高速レーザアプリケーションでも、容認できるスループットをサポートする確かな繰り返しレートを持ちながら、材料除去が適切にできるようにパルスエネルギーをカスタマイズすることが重要だ。エンドユーザがパルス幅を完全制御できることは、これらのプロセスでは安全、品質、再現性、信頼性の点で極めて重要である。Cazaderoは、簡単なユーザフレンドリなインタフェースで電気的、手動的にこれらの制御ができるようになった。パラメタは、レーザコントローラのフロントパネルのヘクス(16進)スイッチ、もしくはバックパネルのコンピュータインタフェースを介して容易に選択できる。
(詳細は、www.calmarlaser.com)