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京速コンピュータ「京」が2期連続世界1位に

November 15, 2011, 東京--理化学研究所(理研)と富士通が共同で開発中の京速コンピュータ「京(けい)」は、14日に公開された第38回TOP500リストにおいて、世界最高速と認定され、2011年6月の第37回に続き第1位を獲得した。
今回、TOP500リストに登録した「京」のシステムは、864筐体(CPU数88,128個)の構成で、LINPACK性能は10.51ペタフロップス、実行効率は93.2%。
なお、No.2以下は、中国NUDTの天河1A号(2566TFlop/s)、米国CrayのJaguar(1759TFlop/s)、中国Dawning 星雲(1271TFlop/s)、日本のNEC/HP TSUBAME2.0(1192TFlop/s)などとなっている。
TOP500エントリーを国別に見ると、52.6%(263)が米国、14.8%(74)が中国となっており、日本は6.0%(30)、UKが5.4%(27)。さらに、フランス、ドイツと続いており、エントリー500のうちの400が上位5カ国に配置されていることになる。
また、インタコネクト技術では、ここ数年InfiniBandの採用が増加しており、2008年11月ではInfiniBandは全体の28.2%だったが、その1年後には36.4%となり、2010年11月に42.8%、今回が41.8%。一方、ギガビットEthernetは逆に減少傾向が見られ、2008年の56.2%から、52.0%、45.2%、44.8%と年を追う毎にシェアが低下している。ただ、これらのインタコネクト技術の中でも、InfiniBandではQDR、Ethernetでは10G Ethernetが徐々にシェアを伸ばしてきており、高速技術への移行が進みつつある。
なお、ベンダランキングでは今回はIBMが44.6%、HPが28.2%で他を圧倒している。

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