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カラー太陽電池によりディスプレイを効率化

October 18, 2011, Ann Arbor--新しい種類のスクリーンピクセルが太陽電池としての役割も兼ね、携帯電話やe–リーダーの効率向上を実現する。この技術は、より大きなディスプレイに使用される可能性もあり、エネルギーを取り込む広告板、装飾太陽パネルになる。
ミシガン大学電気工学/コンピュータサイエンスのJay Guo教授が、吸収した光を電気に変換する反射型PVカラーフィルタデバイスを開発した。同教授によると、従来のLCDでは、実際に視聴者の目に届くのはバックライトの8%以下であり、残りはカラーフィルタやポラライザに吸収される。「この吸収された光は完全にムダ、つまり熱になる。これは、モニタに手を近づければ分かることだ。このエネルギーの一部を利用してみようと考えた」。
研究者たちは、有機半導体太陽電池を超薄型カラーフィルタに加えることで新しいフィルタを創った。これは1年前、Guo研究室が作製したのと同じものだ。このフィルタは、正確に間を置いて並べたグレーティング、ナノサイズの厚みの金属シートでできており、特定の色(波長)の光の共振器、タッピング、反射器として機能する。色は、スリット間のスペース量に依存する。
わずか200nmの厚さの、この新しいフィルタは従来の着色剤ベースのフィルタに比べて100倍薄くなっている。将来の超薄型カラーディスプレイデバイスへの適用が考えられる。
(詳細は、ACS Nanoに発表: "Photonic Color Filters Integrated with Organic Solar Cells for Energy Harvesting.")

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