Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

September 29, 2011, Stockholm--トランスモード(Transmode)は、コヒレント技術をベースにした100G光ネットワーキングソリューションに向けた戦略を発表した。
同社の100Gメトロソリューションは、標準のPM-QPSKオプティクスとコヒレントディテクション技術を採用したもので、1波長で100Gbpsを伝送する。同社のTM-Seriesに100Gプラグインユニットが用意されており、需要に応じて100Gに投資していくことができる。100Gプラグインユニットは、共通のホストボードとアプリケーション特化プラグイン・ドータボードがクライアントサイドにあり、ユニットはトランスポンダ、マクスポンダもしくはリジェネレータの構成がとれる。
Infonetics Researchのディレクティングアナリスト、Andrew Schmitt氏は、「当初100Gソリューションはコアネットワークアプリケーションをターゲットにして導入が進み、メトロ/リージョナルネットワークも徐々に10G/40G/100Gミックスに移行する」と見ている。トランスモードのCTO、Sten Nordell氏は、メトロ/リージョナル市場では価格/パフォーマンスの最適化が必要と考えており、「当社のアプローチは標準100G光技術と伝送距離750kmまでのソリューションだ」としている。トランスモードは、同じ技術で伝送距離1500kmのバージョンも提供するとは言うが、同社のソリューションの狙いは既存顧客の投資保護にある。現行の10G/40Gに100G波長を徐々に追加していき、最終的には8Tbpsトラフィックを伝送する100Gシステムとなるように設計されている。
トランスモードの100Gカスタマートライアルは2012年に始まり、同年半ばには実導入される見込み。