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A*STAR IMEとワシントン大学、シリコンフォトニクス開発で提携

September 27, 2011, シンガポール--A*STAR IME(A*STAR Institute of Microelectronics)とワシントン大学は協力して、OpSIS(Optoelectronics Systems Integration in Silicon programme)の一環として共用シリコンフォトニクスプロセスを提供すると発表した。これによりR&Dグループは、シリコンフォトニクスICの製造コストを大幅に下げることができる。
ワシントン大学のフォトニクス集積研究所がホストとなっているOpSISはシリコンフォトニクス技術のR&Dを促進するための新たなファンドリサービスとなる。この提携によりIMEは、組織内のシリコンフォトニクスプラットフォーム技術を提供することになるが、同時にマルチGHzフォトニックデバイスの製造・集積の専門家もこれに協力する。これらのデバイスには、集積光変調器、フォトディテクタ(PD)、エッジカプラ、導波路、AWG、ベンド、カプラ、リング共振器、スプリッタ、MMI、Add/Dropフィルタ、クロシング、ローテータなどが含まれる。その見返りとしてワシントン大学のOpSISチームは、IMEの広範なシリコンフォトニクスライブラリ、超広帯域デバイスシリーズに貢献する。これには、20GHzを越えるPDや変調器も含まれる。
このプログラムにしたがって作製されるシリコンフォトニクス集積回路は、時を待たずに世界のフォトニック研究コミュニティが利用できる。その過程で、技術的な前進が促進され、次世代のデバイス開発に向けた創造的なアイデアが大幅に増える。このプラットフォームはマルチプロジェクトウェハ(MPW)製造、つまり複数のプロジェクトのユーザが1回の製造を共有するので、個々のプロジェクトのリサーチコストは大幅に低下する。
IMEのエグゼキュティブディレクタ、Dim-Lee Kwong教授は、「シリコンフォトニクスはR&Dを越えてメインストリーム技術になろうとしている。IMEは、フォトニクス研究コミュニティがこの技術を次のレベルに進めて、高速インタコネクトを必要としているあらゆる分野でこの技術の大きな潜在力を現実のものとするのを手助けする好位置につけている」とコメントしている。

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