Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

September 21, 2011, San Jose--ギグオプティクス(GigOptix, Inc)は、デルタエレクトロニクス(Delta Electronics, Inc)と契約を結び、デルタのAOCとプラガブル製品向けに4ch 10G VCSELドライバとレシーバアンプチップセットを供給する。
GigOptixのHXT/R5チップセットは、1G～10G/chまでの多様なアプリケーションをサポートできるように設計されている。また、特徴として、ユーザが、消費電力と光リンクパフォーマンスのトレードオフを最適化できる設計になっている。チップのパフォーマンスは大幅に改善されており、一般的な動作条件で前世代のチップと比べて消費電力は30%削減、レシーバ感度は2.0dB向上している。また、最先端のモニタリング、パワー抑制機能が付加されている。
デルタはHXT/R5004チップセットをQSFP AOC、プラガブルに搭載する。デルタのブロードバンドモジュール事業ディレクタ、Ted Kuo氏はGigOptixのコンポーネントについて、「このコンポーネントで、当社は競争力のあるAOCとプラガブル製品によって迅速に市場参入できる」と語っている。
GigOptixのハイパフォーマンスチップセットは、4chと12ch VCSELドライバおよびレシーバアンプチップセットからなる。これらのチップセットは、100m、40Gbpsリンクで450mW以下の超低消費電力となるように設計されている。また、HXT/R5ファミリはプログラマブルイコライゼーション(等化機能)、プリエンファシス回路を搭載しており、多様なトレース長に対応可能。加えて、集積されたADCとDACにより完全プログラマブル制御が可能となっている。