Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

September 7, 2011, Mombasa--フランステレコムが投資して建設しているLower Indian Ocean Network 2(LION2)の敷設が完了するとケニアは新たな海底ケーブルに接続されることになる。
LION2は現在、試験のために国際海域のメインケーブルに接続されており、稼働開始は2012年上期の予定。5650万ユーロを投じたLION2は、ケニアをMayotte, Madagascar, Mauritius, La Reunion Islandsに接続する。
LION2は、インド洋の島々を世界に接続する海底ケーブルLIONを拡張したもので、最初のLIONは2010年3月に敷設されている。フランステレコムは、同地域の子会社Mauritius Telecom, Orange Madagascar, Telkom Kenyaを通じて、この第2期ケーブルに最大規模の投資を行った。
ケニアは先頃、高速3Gネットワークを立ち上げたばかりであり、インターネットインフラストラクチャの展開に積極的に取り組んでいる。新海底ケーブルはケニアの通信網強化に貢献するものとなる。
また、ケニアは超高速第4世代LTEサービスネットワーク建設でケニアとの提携に関心を持つ投資家を招いている。LTEは、既存3Gネットワークよりも5倍の高速伝送を可能とするもので、HDビデオ会議をサポートしている。ケニアの情報通信相は、「ケニアは、公私提携(PPP)モデルを追求しており、これは、政府が必要な周波数リソースを提供し、プライベートセクターがネットワークの敷設、運用に関連する全ての費用を負担するモデルだ」と表明している。