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LED照明市場は2017年に20億ドルに接近

July 29, 2011, London--Frost & Sullivanによると、LEDは照明市場でのシェアはわずか3%に過ぎないが、今後は主要照明技術に成長し、市場規模は2010年の4億9110万ドルから、2017年には18億9550万ドルに達すると予測されている。
「主に技術改善が奏功して、世界のLED市場は力強く成長していく。これにともない、照明分野におけるLEDのアプリケーションが広がり、エネルギー効率のよい照明をサポートするという政策によりLED照明は一段と普及する」とFrost & Sullivanのアナリスト、Neetha Jayanth氏は分析している。
ヨーロッパや北米では、白熱電球をフェーズアウトさせ、照明技術に最小効率基準を課すという政策が採用されている。このため、白熱電球はLEDのようなエネルギー効率のよい製品に置き換わっていくことになる。
Jayanth氏によると、世界中のサプライヤがLEDランプの品質向上に取り組んでおり、効率、光出力品質、演色性、熱マネージメントが改善されている。「こうしたことから、LEDランプは公共機関でもLED採用を強めているので、あらゆる建築部門の機能照明として優先的に利用されるようになりつつある」と同氏はコメントしている。
LEDは改善によって長期的には優れた技術になっていくが、当座は市場で最も高価な照明にとどまっている。現在、LEDランプとCFLなど他のエネルギー効率のよい技術との価格差は大きい。時とともにそうした価格差は縮小するが、まだ普及には時間がかかる。
Jayanth氏は、規模の経済が市場に導入されるまで価格下落は難しいと見ているが、「その代わりに、サプライヤは高品質製品供給に注力することができる。つまり、ワットあたりのルーメンを改善した製品を投入することで、投資回収期間を短縮し、競合するエネルギー効率のよい技術に対抗できるようにすることだ」と指摘している。
(詳細は、www.frost.com)

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